機械科の実習紹介(鋳造)

 機械科1年生の工業技術基礎の中から、鋳造実習を紹介します。

 鋳造とは、作りたい形と同じ形の空洞部を持つ型に、溶けた金属を流し込み、それを冷やして固める加工技術です。鋳造に使用する型のことを鋳型といい、鋳造でできた製品のことを鋳物といいます。

 複雑な形状の部品を低コストで大量に生産でき、中空部を作れ、大きさに制限がないなどの利点があります。また、街を歩くと目に入って来る色々な物に鋳造技術が使われています。 例えば、丸型郵便ポスト、マンホールの蓋、お寺の鐘楼や銅像も鋳造で作られ、自動車、航空機、船舶などにも用いられており、特に自動車のエンジン周りの部品には多く採用されています。

 1年生では前期にコースターを製作しています。型を作り(1番上の写真)、溶解炉でアルミニウムを溶かし、型に流し込み(2番目の写真)、型から外して(3番目の写真)、手仕上げをして、コルクを貼り付けて完成(1番下の写真)になります。

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