校長ブログ NO.２
2022年5月23日
《校長ブログ NO.2》
本物の体験を通して学ぶ―研修旅行―
5月11日から2泊3日で、愛媛県に研修旅行に行ってきました（本校では平成20年の開設以来、修学旅行を研修旅行と呼んでいます）。目的としては、「自然や文化にふれること」や「よりよい学級・学年集団づくりを行うこと」のほかに、「分野の学習を深化させること」を設定しています。そのため、4つの分野で、独自の体験学習プログラムが計画されています。
研修旅行の2日目は、「分野別体験学習」の日です。たとえば、芸術（美術・デザイン）分野では午前中に砥部焼の窯元で絵付けを行い、午後は、愛媛県立美術館で「バルーンアート」のワークショップに参加しました。いずれも地元の専門家の方々に指導していただきます。生徒たちは、今まで培ってきた絵画やデザインのスキルを活用し、とても意欲的に取り組んでいました。夕食後のホテルの大広間では、全員が集まり、各分野の活動報告会を行いました。それぞれの分野でどのような体験をしたのか、どんな人たちから、どんなことを学んだのかなどについて、寸劇なども交えながら楽しく発表してくれました。
ふだんの分野別学習での学びが今回の体験活動に生きていました。自分たちの活動内容を振り返ることで、体験したことが確かな学びに結びついていたようです。さらに、他の分野の学びと交流することで、仲間の体験から良い刺激を受けることができました。「振り返り」と「交流」によって、様々な体験が一人ひとりの記憶に深く刻まれ、分野の学習が深まっていく様子が伝わってきました。
