校長ブログ NO.５
2022年6月13日
《校長ブログ NO.5》
ともに学びを深めた3週間 ―教育実習―
先週の金曜日（6月10日）、3週間にわたる教育実習が終わりました。中学校には6名の教育実習の先生方が来られました。全員、本校の卒業生です。最初は、少し緊張しておられましたが、体育祭に向けてのクラス練習などを通して、しだいに生徒たちとうちとけていきました。3週目に入る頃には生徒たちとの関係も深まってきたようです。
連日、遅くまで学校に残り、教材研究や授業の準備を積み重ねてこられました。中学校で学習してきたこととはいえ、目の前の中学生に対し、何を、どう教えることが大切なのかについて考えることは容易なことではありません。高校や大学で学んできたことも"総動員"したことでしょう。
教育実習では、総仕上げとして、研究授業を行うことになっています。放課後の教室では、教育実習の先生どうしで、模擬授業を見せ合っている様子が見られました。研究授業後、どの教育実習生の先生方も反省すべき点を述べておられましたが、生徒たちの授業に前向きに臨もうとする態度には感心し、感謝しておられました。
生徒たちにとっては、少し年上の先輩です。初めてのことばかりで、緊張も強いられながら、一生懸命に授業に打ち込む大学生たちの姿からは学ぶことが多かったと思います。教育実習の先生方も、教えることが深い学びにつながることを実感されたことでしょう。今週からは大学にもどっての学業が再開しますが、この教育実習での経験をこれからの学びに生かしていってほしいと願っています。
