校長ブログ NO.１４
2022年10月3日
《校長ブログ NO.14》
本校ならではのＳＴＥＡＭ教育
本校では、木曜日の５・６時間目に分野別学習を実施しています。本年度、芸術分野では、絵画や立体、デザインの分野で、美術の授業内容を発展させたものに取り組んでいます。
現在、２年生の芸術分野では、新たな取り組みの一環として、高等学校のロボット工学系列とタイアップした協同的な学習活動を行っています。生徒たちは、ＣＡＤというコンピュータソフトを使い、〇・△・□の記号を組み合わせ、手の平サイズのロボット型模型をデザイン・設計しています(写真)。設計図が完成した生徒から、３Ｄプリンターを活用して、設計通りの模型を制作していきます。芸術分野でのデザインの活動、ロボット工学系列の設計や制作の活動が効果的につながり、それぞれの特色を生かし合った、教科横断的な取り組みとなっています。
現在、全国的にSTEAM教育が注目されています。「STEAM」とは、Science（科学）、Technology（技術）、Engineering（工学・ものづくり）、Art（芸術）、Mathematics（数学）の５つの領域を意味します。STEAM教育では、これらを統合した学習活動をめざしています。今回の取り組みは、本校ならではの、本校だからこそできるSTEAM教育の一つといえるでしょう。
ふだんはアナログの制作が中心の生徒たちですが、ＣＡＤなどのデジタルの技術もしっかりと使いこなし、思い描いたデザインを何度も修正しつつ、見事なカタチにしていました。
