校長ブログ NO.１９
2023年1月12日
《校長ブログ NO.19》
ドローンを使った問題解決学習 ―分野別学習（ものづくり<理工>分野・１年生）―
１年生、ものづくり（理工）分野の分野別学習では、現在、プログラミングの授業を行っています。今日は、ドローンを自動飛行させるためのプログラムを考え、実際に飛ばすことをめざしました。任意の場所からドローンを離陸させ、考えたコースを回ってもとの場所に着地させることをめざします。３～４名のグループに分かれての活動です。生徒たちは、さっそくノートパソコンを起動させ、Scratch（スクラッチ）というプログラム言語を使って作業を始めました。
最初は、どの班もドローンが動かなかったり、思い描いたように飛行しなかったり、試行錯誤が続きました。先生からは「なぜ、うまくいかないのかを考えてみよう」という指示がありました。生徒たちは、パソコンの画面に顔を寄せ合い、話し合いながら自分たちのアイデアを実現させるために何度もプログラムを書き換えていきました。フワッとドローンが離陸したときは、「やった!」という歓声があがりました。また、パソコンを手にしてドローンの近くに歩み寄り、真剣な表情でプログラムを修正している姿も見られました。
ハイレベルな学びだからこそ、生徒たちは、今まで学んだことをすべて活用することが求められます。プログラミングでは数学的な思考力やコマンドを読み取るための英語の読解力も必要になってきます。ドローンの仕組みを学ぶためには、技術家庭科の知識も求められるでしょう。探究的で体験的、総合的な問題解決の場となっていました。
