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校長ブログ NO.30

2023年9月7日

《校長ブログ NO.30》 

 基礎と発展を通した問いの深まり―分野別学習―

 厳しい暑さが続いていますが、朝夕は少しずつ秋の気配が漂ってくるようになりました。高等学校の文化祭の準備も本格的になってきています。芸術の秋、スポーツの秋がすぐそこまでやってきています。2学期を迎えた中学校では、すでにさまざまな学校行事が行われ、生徒たちも学校生活のリズムを取り戻し、元気に活動する様子が見られます。

 1年生、ものづくり(理工)分野の分野別学習では、先週、大阪公立大学理学部で、DNA抽出の授業を受けました。今日(9月7日)の授業では、光学顕微鏡の操作方法を習得することに主眼が置かれていました。タマネギの鱗葉の内側の表皮をカッターナイフで切り取り、酢酸オルセインで染色したものを光学顕微鏡で観察します。今後の授業計画としては、生物のスケッチの仕方や細胞等の観察等を通して、生物の構造や多様性の理解を深めていくことになっています。

 分野別学習では、中学校での学習をさらに応用・発展させた内容について学んでいきます。一方で、基礎・基本をしっかりと身に付ける場にもなっています。基礎と発展が何度も往還することで、双方の学びがしっかりと生きてきます。また、どの分野も、ワクワクするような体験活動に結びついた、豊かな問いが育まれています。「これは何?」「どうなっているの?」「とうして?」「どうすればいいの?」...。このような問いが、子どもたちの集中や熱中を通して、さらに広がり、学びが深化しているのを感じます。

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