学校長より
令和7年4月より本校の校長に就任いたしました 板垣 秀和 と申します。
本校には平成元年に新任教諭として着任し、14年間勤務しておりましたので、22年ぶりの「里帰り」となります。
本校は、昭和16年に大阪市立で初めての旧制中学校として創設され、当時の枚方町の誘致により現在の校地に開校しました。その後、学制改革に伴い、昭和23年より「大阪市立高等学校」として新たなスタートを切りました。正式名称は「おおさかしりつこうとうがっこう」でしたが、通称「いちりつこうこう」として親しまれていました。そのため、令和4年4月の大阪府への移管時に、「いちりつ」が正式な校名となりました。
本校は「花咲く丘」とも呼ばれ、小高い丘の上に広がる約4万平方メートルの広大な敷地を誇ります。春には桜、初夏にはツツジ、夏には蝉しぐれ、秋には紅葉と、四季の移ろいを感じることができる、都会では珍しい恵まれた教育環境を備えています。
また、本校には 理数科・英語科・普通科 の3学科があり、それぞれの特色を生かしながら、生徒たちは高い志を持って勉学に励んでいます。部活動も盛んで、全校生徒の約8割が参加しており、全国大会や近畿大会に出場する部活動も多数あります。さらに、体育大会や文化祭などの行事はすべて生徒の自主運営によって実施されており、自由闊達な気風を象徴する伝統行事となっています。
加えて、本校は 大阪府のリーディングGIGAハイスクール に指定され、ICTを先進的に活用した授業を展開しています。国際交流にも力を入れており、オーストラリアの姉妹校 Bayview College との交流を積極的に進めています。また、校内には2名の NET(外国語指導員)が常駐し、コミュニケーション能力の向上を重視した英語教育を実践しています。
進取と自立の精神を磨く校風と伝統を受け継ぎ、21世紀を担うグローバル人材を育成する本校・大阪府立いちりつ高等学校をどうぞよろしくお願いいたします。
令和7年4月 大阪府立いちりつ高等学校 校長 板垣 秀和