校長のホッとひといき~三校三様~
なかなか記事を更新できないまま、新年度を迎えてしまいまました。
令和8年度もこのコラムを担当します、校長の田中愛子です。
今日4月8日は本校の始業式・入学式でした。
しかし、すでに今年度の入学式参加は3回目。
ありがたいことに校区にあたる北稜中学校、堀川小学校にご招待いただき、本年度は校内の予定を調整してもらい、参加することができました。
北稜中学校では、入場の際にぶかぶかの体育館シューズが脱げてしまった生徒が、恥ずかしそうにしていると、周りの生徒が優しく微笑み返す、座席を迷った生徒に、他の生徒が教えてあげるなど、温かい光景が見られました。
堀川小学校では、マスコットキャラクターほりかわんがスペシャルゲストで登場したり、小学2年生が歌やよびかけで学校紹介をするなど、新入生を迎え入れる温かい演出が印象的でした。
来賓として参加している幼稚園や保育園、小学校の先生方が、子どもたちの成長に感動されている様子を拝見すると、やっぱり人の成長に携わる教員という仕事は魅力的だと実感します。
新たにメンバーとなった桜和高校の新入生にも、最終的に教員になりたい、と思ってもらえるような、魅力ある学校を、関わる皆さんと共に創っていきたいと思っています。
昨年度も掲載しましたが、本年度も入学式の式辞を視覚的に見たい方のために掲載します。
🌸本年度もどうぞよろしくお願いします🌸




式辞
大川の桜が舞い、瑞々しい若葉が顔をのぞかせる今日の佳き日に、令和8年度、大阪府立桜和高等学校の入学式を挙行できますことは、私たち教職員にとりましても、この上ない喜びであります。
あわせまして、ご多用の中、ご来賓、保護者のみなさまのご臨席を賜り、高段からではございますが、厚くお礼申しあげます。
ただいま入学を許可いたしました240名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
本校は「高い志を持ち、次世代の大阪を創生する人材の育成」を教育目標に掲げている、大阪唯一の「教育文理学科」を有する学校です。
その理想を実現するために私たち教職員で考えた校訓が、「創志自律」です。
よりかみ砕いた言葉で言えば、「高校生活を通じ、自分はどんな生き方をしたいのかという大きな夢を創り、自らの意志で一歩を踏み出してほしい」という願いです。
では、どうすればその「志」は見つかるのでしょうか。
私は、「多様な人との対話」と「多様な経験」の中にこそ、ヒントがあると考えています。
本校には、日々の授業はもちろん、部活動や行事、地域や国際社会との連携、大学との学びなど、心を動かす取組がたくさん用意されています。ぜひ、これらに「自分ごと」として関わってください。
新しいことに挑戦すれば、ワクワクすることもあれば、時には「これでいいのかな」とモヤモヤすることもあるでしょう。
しかし、その揺れ動く感情こそが大切なのです。
自分はこれが好きだ、これは得意だ、あるいは、社会のここを変えたい。
そんな心の動きから、自分はこう生きたい、こう在りたいといった「志」を見つけることができるはずです。
この学びのプロセス、それこそが「探究」にほかなりません。
そして、この「探究」を支える鍵こそが「対話」です。ここで、アフリカのある諺(ことわざ)を紹介します。
If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.
(早く行きたければ、一人で行け。遠くへ行きたければ、みんなで行け。)
新入生の皆さん、ぜひ仲間や先生、そして地域の方々と積極的に言葉を交わしてください。
対話を通じて多様な視点に触れることで、皆さんの「志」はより遠く、より高い場所へと導かれるはずです。
もちろん、進む道には壁もあるでしょう。
そんな時は、どうか一人で抱え込まず、私たちを頼ってください。
皆さんが選んでくれたこの桜和高校で、充実した時間が過ごせるよう、我々教職員、そして在校生は、保護者のみなさまと連携しながら、持ち前のチームワークを活かし、みなさん一人ひとりを支援していきます。
生徒主役で、Cooperation(協力)、Collaboration(協働)、Co-creation(共創)。
どうか安心して、皆さんの可能性をこの桜和高校で存分に解き放ってください。
令和8年4月8日 大阪府立桜和高等学校 校長 田中愛子

