3年生 総合的な探究の時間 ~労働講話~

3年生の総合的な探求の時間もカウントダウンとなりました。本日の内容は、「労働講話」ということで大阪東職業安定所から中尾さまをお招きしお話ししていただきました。

はじめに、職業安定所(ハローワーク)とはどのような機関なのかを紹介していただき、なかなか仕事が決まらないときや就職内定が出たのちに就職先が倒産し働けなくなったというような困ったことが起きたときに相談してもらう国の機関であることを教えていただきました。

そして、皆さん知っていますか?ということで、世の中には、いくつの職業があるのか?という質問タイムとなり何人かの生徒は5000や7000と職業の数を答えていました。しかし、答えは17,209(2011年調べによる)あるということでした!この答にみんな驚きでした。そして、現在は売り手市場だそうで就職を希望している人の5倍以上の求人があるそうです。なので、実は選びたい放題なんです!これもまた驚きですよね。そこで、選び放題の中から自分に合った仕事を選ぶ時に考えてほしいことは、「自己理解+仕事理解」の2つを整理することだそうです。自己理解とは、自分の興味のあること、適正、価値観などです。また、仕事理解とは、仕事の内容を知ること、社会の動向を知ることだそうです。

後半からは、これから就職する皆さんにここだけは知っておいて...ということをいくつかお話ししてくださいました。一つ目は、正しい給料が入っているか各自で給料明細と給料が振り込まれる銀行口座の通帳を毎月確認するようにしましょうとのことでした。間違えていたら、会社の関係機関に申し出ましょうとのことでした。

そして2つ目は、有給休暇についてです。働きだして6カ月経過すれば最低5日間取ることができ、社会人としての有給休暇の取り方についてもお話しいただきました。

そして3つ目は、就職して2,3年で仕事を辞めたい...となった人へのメッセージがありました。

よく考えや!メッセージ①は、正社員だと定年までに得る収入は、2~3億で正社員でなくなると5千~8千万だそうです。

よく考えやメッセージ②は、働いて2,3年は仕事を覚えることがメインでしんどいけれど、5年目までには一通り覚えた仕事で人との関係が広がり、任せられる仕事も多くなる(=仕事が楽しい)ということでした。これから働き出してしんどくなってきたときには、大阪東職業安定所の中尾さまのところへ足を運ぶか再度鶴見商業高校のホームページを開いてみてください!

今回の「労働講話」で実際に社会で働く前に「労働者の権利」について、学ぶことができとても勉強になりましたね。大阪東職業安定所の中尾様本当にありがとうございました。