食堂で日本史 [南高校 日本史B 授業報告]
本授業では、人口100万人超、世界有数の大都市であったとされる江戸を支えた天下の台所、大坂の食文化通して、江戸文化史を深堀りしました。
関西人には "当たり前" の昆布ベースのお出汁が、関東では"当たり前" でなくなるのは何故なのか。
そのルーツを、江戸期の物流ルートから紐解くと同時に、実際、そうした歴史的経緯が、現代食の典型ともいえるインスタント麺にまで影響を及ぼしている様を、実食を通して学びました。
生徒からは、「やっぱり関西が一番美味しい」、「関西と北海道の味が少しだけ似ていた」などの感想があがり、活きた歴史の学びができたことと思います。