2番めをめざして
いよいよ令和5年度が始まります。4月から新しく着任していただく先生方をいち早く吹奏楽部が歓迎の演奏会で迎えてくれました。これまでになかった新しい感覚や感性をみんなのために存分に発揮してくださるものと思いますので、大いに期待してください。
さて、みんなには新年度を迎えるに当たり、私から理想の学校づくりに向け、こんな風に学校生活を送って欲しいと思うことを伝えたいと思います。
一番ではなく、三番以下でもなく、すべてのことで二番めをめざしてほしいと思います。何故、一番ではないのかという質問があるとは思いますが、例えば、勉強で、一番をめざすなら、とにかく勉強だけをしておけばいいんです。それも示された範囲だけを徹底的に、それだけをめざしていればいいんです。部活動もそうかも知れません。が、人生の中で最も多感な時期を生きるみんなの好奇心がそれを許すのは不可能に近いかもしれません。友達とも遊びたい、話したい、買い物もしたい、テーマパークにも行ってみたいと思うことでしょう。誰しも楽しいこと、好きなことには時間を使い過ぎてしまうのは致し方ないことかもしれません。が気づけばすぐに三番以下になってしまいます。それはそれは簡単に。だからこそ2番めをめざして欲しいと思います。勉強も一生懸命する。部活動や行事もとにかく集中して一生懸命取り組む。そのときどきで、今しなければならないことを集中し、けじめを持って取り組めるような生活を送って欲しい、そしてそんな学校づくりをみんなと先生方で取り組んでいきたいと思っています。2番めを維持することは一番になることよりも難しいと思います。とにかくすべての事を精一杯楽しんで、身につけて、人間力を高めていけるような新年度にしたいと思います。