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体育祭のあった週末、本来ならゆっくり過ごしたいところでしたが、じわじわとせまってきた夏の近江大会に向け、機運醸成と昇段をかけ、合宿と杉並大会への参加を合わせました。

お邪魔したのは東京スポーツ文化館。東京都教育委員会も一部後援している宿泊・スポーツ・文化施設で、あらゆる運動・文化競技に対応した施設が一挙に揃う、素晴らしい環境でした。

あらかじめ予約しておいた宿泊兼練習部屋にて、学校から持参したありあけ (百人一首読み上げ機械) をおもむろに取り出し、練習開始。一日めは夜行バスの疲れも残る中、しっかり練習に励みました。

二日め、大会に臨むべく向かったのは浅草駅。東京メトロから地上に出るとそこは世界有数の観光地。

視界には、いやでも仲見世通り、東京スカイツリーといった誘惑が間近にある中、脇目も振らず (?) 大会会場に向かいました。

総勢500名 (全ての級含む) が参加した大会。参加した4人中3人が惜しくも敗れる中、なんと1人が準決勝進出。見事ベスト4入賞を果たしました。

さあ、次は優勝決定戦をかけて... といきたかったのですが、大会規模のせいか、この時点で時間はすでに17:30。帰りの新幹線を考えると、ここまでが限界でした。

残念ながらも、棄権して会場をあとにし、お土産ショッピングもそこそこに、帰阪しました。

当合宿は、かるたの技術向上や昇段という成果を得られたことも、もちろん大事でしたが、部員にとって東京という、首都にあるエネルギーを体感できたことが最も大きな経験になったのではと感じます。きっと、ずっと忘れない思い出になったことと思います。