3学期修了式を行いました
令和7年3月14日(金)に3学期修了式を行いました。
先日、3年生が卒業し、体育館に集まるのは、進級を控えた1、2年生。
修了式の前に行われた表彰では、
1年生生徒が、「国際親善空手道選手権」高校生男子上級の部3位入賞、およびJapan Karate Classic2025高校生男子上級の部準優勝し、表彰されました。
また、吹奏楽部からは、管弦打楽器ソロコンテスト大阪狭山大会予選トロンボーン銀賞、マリンバ独奏金賞、フルート独奏金賞、バリトンサックス独奏銀賞、チューバ独奏銀賞、ホルン独奏銀賞、ユーフォニアム独奏銀賞の数々の結果が表彰されました。
おめでとうございます!!
また、3年生の英語検定1級取得者の紹介もありました。英語科教員からは紹介の後に、在校生へ、英検取得のエールが。
「取得には、地道な努力が必要ですし、特に大学入試で活用するためには、新3年生は1学期のうちにスケジュールを組んで勉強をはじめることが大切です。LL教室でのリスニング練習会も企画されています。ぜひ活用してみてください。」とのことでした。
その後、始まった修了式では、まず学校長から、1,2年生への講話が行われました。
講話の中で、上所重助(かみところ じゅうすけ)の「おかげさま」という詩が紹介されました。
今の自分は、周囲の人のおかげで生きていること。
謙虚な姿勢を持ち、学ぶこと、生きることの大切さが詰まった詩でした。その一部を下に引用し、紹介します。
「おかげさま」 上所重助
夏が来ると「冬がいい」と言う
冬が来ると「夏がいい」と言う
太ると「痩せたい」と言い
痩せると「太りたい」と言う
忙しいと「暇になりたい」と言い
暇になると「忙しい方がいい」と言う
自分に都合のいい人は「善い人だ」と言い
自分に都合が悪くなると「悪い人だ」と言う
--------(中略)--------
どうして自分を見つめないのか
静かに考えてみるがよい
一体自分とは何なのか
親のおかげ
先生のおかげ
世間様のおかげの固まりが自分ではないか
つまらぬ自我妄執を捨てて
得手勝手を慎んだら
世の中はきっと明るくなるだろう
「俺が」、「俺が」を捨てて
「おかげさまで」、「おかげさまで」と暮らしたい
人は、何かにつまづいた時、苦しい時、うまくいかない時、
つい原因を、周囲の環境や人に探してしまします。
また、なんだか分からないけどイライラして、自分のことしか考えられなくなってしまうこともあります。
「自分がこんなにもしんどい、つらい。分かってくれない」と、自分本位で進む道は、いつか限界を迎えます。
それを抜け出す方法は、少し落ち着いて、周囲を見渡し、謙虚になってみること。謙虚になり、周囲と自分との間の風通しを良くすれば、道はおのずと開かれていくのではないでしょうか。
そんな心構えを持つことの意味が、詩や言葉から伝わってくる講話でした。
その後、生活指導部長からの談話では、
「時間を守ること」の大切さを桜和高校として意識してきた1年間であったことが語られました。
また、4月に良いスタートを切れるように、新入生の手本となるように頑張るようエールが送られました。
進路指導部からの講話は、3年生の入試の総括。
桜和高校が創立し、3年目。
1期生にとって、生徒教員一丸となり、初めて挑む大学入試や進路指導でしたが、非常に良い手ごたえがあったこと。
3年生の入試での頑張りや、授業を大切にしていくことが進路を必ず切り拓くことが語られました。
また、早めに進路をイメージし、動くことの大切さを強調され、「動いて、考え、納得して進路を切り拓いていってほしい」とエールを送られました。
その後、クラスで担任の先生から、1年間の振り返り、春休み中の過ごし方や、部活動や学習に有意義な時間を過ごし、充実した春休みを過ごしてほしいという話がありました。
もう数週間で、桜和高校に新たな1年生が入学してきます。春休みは、次の1年間を頑張る準備期間、新学期、元気な姿で登校してくることを待っています🌸