校長のホッとひといき~初めましての出会い~
参加してくれた生徒のみなさん、来賓や保護者のみなさま、そしてここまで準備してくださった教職員のみなさん全てに感謝しています。
式の講話、式辞とも、伝えたいことを自分なりに厳選して表現しました。視覚的な方が理解しやすい方のために、入学式の式辞を掲載します。良かったらもう一度振り返ってみてください。
式辞
大川の桜も咲きほこる、春爛漫の時を迎えた今日のよき日に、令和7年度、大阪府立桜和高等学校、入学式を挙行できますことは、私ども教職員にとりましても、このうえない喜びであります。あわせまして、ご多用の中、ご来賓、保護者のみなさまのご臨席を賜り、高段からではございますが、厚くお礼申しあげます。
ただいま、入学を許可いたしました240名のみなさん、入学おめでとうございます。本校は 令和4年度に新設された、大阪唯一の「教育文理学科」を有する学校です。そこで、入学生のみなさんに、覚えておいて欲しいことがあります。それは本校の教育目標が、「高い志を持ち、次世代の大阪を創生する人材の育成」であるということです。
ところで、「次世代の大阪」とはどのような大阪なのでしょうか。
現在の世界は「VUCAの時代」とよく言われます。つまり、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)という、変化が激しく将来の予測が困難な状況にある、ということです。
しかしながら、臆することはありません。映画の題材になったことでも知られる、経営学者のピーター・ドラッカーは次のように述べています。「The best way to predict your future is to create it」未来を予測する最良の方法は、未来を創ることだ、と。
入学生の皆さん、これから本校の教育活動を進める中で、多様な人々や書物、自己と対話し、学びを振り返ることを通じて、次世代の大阪について共に考えていきましょう。そして思い描く、次世代の大阪を、教育の力で共に創り出していきましょう。
もちろん、高校生活の中では、思う通りにいかず、悩んだり、辛く感じることもあるでしょう。そんな時は、どうか遠慮せず、助けを求めて欲しいです。我々教職員、そして在校生一同は、入学生のみなさんが選んでくれたこの桜和高等学校で、充実した時間を過ごせるよう、保護者のみなさまと連携しながら、持ち前のチームワーク力で、一人ひとりを支援していきます。どうか安心して、みなさんの力をこの桜和高等学校で存分に発揮してください。
本日は、まことにおめでとうございます。教職員を代表してみなさんを心から歓迎し、私の式辞といたします。
令和7年4月8日 大阪府立桜和高等学校 校長 田中愛子
ちなみに、大川の桜が咲き誇っているか、当日の朝にちゃんと確認してきました。自分で確認することは、安心につながりますね。