理数情報コース ICTワークショップ ⑤
5日目の7月25日(月)、1コマ目は本校教員による希望講座最終コマでした。
「ドローンプログラミング」
3日目は、これまで学習したことを活かして、「ドローンスカベンジャーハント」を行いました。
「ドローンスカベンジャーハント」は桜和高校完全オリジナル授業で、プログラミングの知識を活用して課題をクリアする「Programming Knowledge Mission」と理数系の知識を活用して課題をクリアする「Science Knowledge Mission」、ドローンの操作で課題をクリアする「Drone Skill Mission」の3部門に分かれて、チームごとに取り組み、チームで協力しながらどこかにしかけられたお宝を探すというアクティビティです。
ドローンを操作するところで少し苦労していた様子でしたが、生徒らは熱心に取り組み、スカベンジャーハントを楽しんでいました。
この3日間では学び足りないことばかりではありましたが、受講した生徒らは一生懸命取り組んで、
初めて触れるドローンを使って有意義に情報分野について学ぶことができたのではないかと思います。
また、「プレイフルな学び」を通じて、ワクワクできるような3日間になったのではないでしょうか。
「ゲーム必勝法を考えよう」
「△個の球から交互に1~3個の球を取り、最後の球を取った方が負け」というゲームの必勝法を数学的に考えました。実際にゲームをしながら具体的に考えて一般化していきます。
最後は数列が出てきて前回の町頭先生の講座にもつながっていきました。
ぜひ友達と実践してもらいたいです。(昔、唐辛子をかけるゲームが深夜番組でやっていましたね)
「DNAを見てみよう」
遺伝子本体DNAを取り出し、その特徴について考えました。
ブロッコリーをゴリゴリすり潰してDNAを抽出しました。
2コマ目は名古屋大学の岩見真吾先生と小島響子先生(kk)に
「サイエンスコミュニケーションってなに?」
というタイトルで講演していただきました。
理系の研究は中々一般の人には届かないのでどのように分かりやすく伝えるか、を具体例を交えて教えて頂きました。
SNSなどZ世代の生徒たちには受け入れやすいもので、興味深く聴いていました。
小島先生は文系出身と言うこともあり、こんな仕事もあるんだという感想が目立ちました。
いつか難しい研究成果を世に発表する時がくればと思います。
午後からはいよいよセミナー最後の時間です。分かれて受けていた講義をそれぞれ発表しました。
短い準備時間と発表時間でしたが、そこはさすが今までたくさんの発表をしてきた桜和高校2年生、その制限時間で楽しく、素晴らしい発表を見せてくれました。
5日間セミナーを通しての感想を見ると、「進路の幅が広がった」「将来について具体的に考えられるようになった」「理系ってやっぱりおもしろい」などの意見が多く見られました。
5日間、みっちりと理系の見学、体験、研究、勉強を終えた生徒たちの最終日の顔は、初日とは明らかに違う顔で、意欲に満ちていました。
2学期からの授業が楽しみです。