国際交流&校長のホッとひといき コラボ企画 オーストラリア⭐︎ホームステイ研修 番外編
グローバル化とはいえ、やはりその地域の特色があり、現地に行くことで本当に多くの示唆があります。今回の研修で感じた違いを伝えることで、日本にいる生徒たちにも多くの視点を持ってもらえたらと思います。
パジャマデイ
マウントウェーバリー高校についた当日、生徒たちの中に制服ではないラフな格好をしている生徒たちがいました。聞くと「今日はパジャマデイだから」とのこと。ハロウィーンのようなイベントなのかと思いきや、実はちゃんとした理由がありました。
現在、生徒たちはバディ(行動を共にしてくれる生徒)の家にホームステイをしていますが、桜和高校では教員もホームステイをしています。ということで、私は校長先生のお宅にホームステイをしています。夕食の後、パジャマデイの話を聞くと、このイベントは毎年行っており、12年生(高校3年生)のみがおこなっているとのこと。受験が近づき、ピリピリしている生徒たちにリラックスした1日を過ごしてもらう企画で、そのお礼として12年生は決意表明の手紙を両親に書きます。校長先生にも12年生のお子さんがおり、初めて手紙をもらって感動したそうです。とても興味深いイベントでした。
モーニングティー&ランチタイム
オーストラリアには2時間目と3時間目の間にモーニングティーの時間があります。それぞれが持ってきたおやつとお茶を飲んでリフレッシュするのですが、授業の移動もしなくてはならず、校舎が広いこともあって、結構慌ただしく過ごします。そして、4時間目が終わるとお楽しみのランチタイム。一斉に生徒たちが出てきて、思い思いの場所で食事をします。外で食べるのが好きなのかと思いきや、外で食べなければならないそうです。暑くても、寒くても、雨が降ってもですか?と聞くと、私たちもそうでした、との先生からのお答え。生徒たちはのびのびと過ごしています。
グローバル化とはいえ、やはりその地域の特色があり、現地に行くことで本当に多くの示唆があります。今回の研修で感じた違いを伝えることで、日本にいる生徒たちにも多くの視点を持ってもらえたらと思います。
ウィークデイ
マウントウェーバリー高校はメルボルン市街から電車で1時間ほどのところにあるため、ウィークデイは市街で過ごす人も少なくありません。日曜日には2校の先生同士で市内観光をしました。州立図書館を見学したのち、移動しようとすると、数万人規模のデモ行進です。パレスティナ問題に関するデモでしたが、日本では考えられない規模に、驚きました。日本では、ウクライナ問題への関心の方が高いですが、オーストラリアでは移民としてきている人が多い関係からか、パレスティナ問題への関心の方が高いようです。最近は毎週日曜日に行われていると、市街のお店の人が教えてくれました。