1年生キャリア教育講話「先生を...想う」
本校1年生を対象に、大阪市教育委員会より講師として川口伊佐夫先生をお迎えし、キャリア教育講話「先生を...想う」を実施しました。
昨年度まで本校で「いさお先生!」と生徒から親しまれ、多くの生徒に慕われていた川口先生。その名前を耳にして懐かしむ声が廊下に響く中、講話は始まりました。
先生はまず、挨拶の大切さに触れられました。
続いて、「心の在り方や行動によって過去は変えられる」というお話をされ、生徒たちに「一日一日を大切に生きてほしい」と語りかけられました。
さらに「人を好きになること、人を思うことの大切さ」についても触れ、
人のことで心がいっぱいになる仕事は、教師ほどほかにない
と、教師という職業の本質を熱く語られました。
また、採用試験を意識した場面指導として、
「あなたのクラスの生徒が髪を染めていました。どう対応しますか?(4分30秒)」
という問いを投げかけられました。
ルールを守ることの意義や、その伝え方をどう工夫するか――生徒たちは緊張感をもって考える機会となりました。
講話の終盤には、
「初心忘るべからずを、漢字一文字で表すとしたら?」
という問いかけがありました。生徒一人ひとりが、自分の心に言葉を探し、向き合う時間となりました。
さらに、日ごろから心に留まった言葉をメモして感性を育ててほしいと、先生手製の「ネタ帳」が配られました。
最後に先生は、採用試験を見据えた大学生活へのアドバイスとして、
英検への挑戦、ボランティア活動、学習補助員などへの取り組みをぜひ今から始めてほしいと励まされました。
講演終了後には、個別に質問をしに行く生徒の姿も見られました。
まだ1年生ですが、生徒たちの心に「教師になる」ということの意味が響いたようです。
川口先生の長い教師人生の中での他のお話もきいてみたいですね。ぜひまた桜和へきてください!
ありがとうございました。🌸