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校長のホッとひといき〜全桜祭〜 - 大阪府立桜和高等学校

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校長のホッとひといき〜全桜祭〜

人生は選択の連続である、とはシェークスピアの戯曲の言葉だったでしょうか。

文化祭ひとつとっても、ワッフルを焼くか、焼きそばを焼くか、お化け屋敷をするか、占いをするか、選択が迫られます。どれを選んだにせよ、どの催し物も、生徒たちの創意工夫が随所に見られ、つい楽しくなって、多くの教室やブースにお邪魔しました。公式キャラクターのさくたも生徒たちに愛されながら、大活躍です。

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ところで、文化祭って何のために行われるのでしょうか?文部科学省が定めている教育課程(カリキュラム)の基準である、学習指導要領には、「学校行事」について、どんな事を目標としているかというと、次の3点でした。

🔸望ましい人間関係を形成する。

🔸集団への所属感や連帯感を深め,公共の精神を養う。

🔸協力してよりよい学校生活を築こうとする自主的,実践的な態度を育てる。

桜和高校の文化祭である「全桜祭」も、生徒たちの主催となれば、当然意見の対立もあったでしょう。そこで生きるのが普段の「対話力」。相手が発している言葉の背景も考えた上で、話し合って納得解を探すことはできたでしょうか。そう簡単ではないですよね。

それでも当日は、桜和生のコミュニケーション力が活かされた全桜祭でした。

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ちなみに私は高校生の頃、周りの大人から「今しかできないことをまずやった方がいい。あと(大学生以降)でできることは、後回し。」とよく言われました。では、高校時代の文化祭でしかできないことってなんでしょうか。個人的には「ここにいるメンバーみんながいないとできないこと」かなと考えています。

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その意味で、特に印象に残っているのが、1日目の各クラスの催し物CMを兼ねた生徒と先生によるランウェイ。今期生徒会による企画の1つとして、多くの生徒がよかった、と回答した企画でした。個人的には、生徒と一緒にランウェイを歩く先生たちを見て、先生って楽しそうだな、と教員志望者が増えないかな、と考えたり・・・。

そして、もう1つ印象に残っているのが、1・2日目に上演されたクラスの劇でした。伝えるから、さらに伝わるを意識した劇表現は、桜和生の集大成にピッタリだと感じました。2年生の劇挨拶で、監督から劇に対する感謝の思いを伝える場面があるのも、桜和生らしかったです。とても胸が熱くなりました。コロナ禍の影響もあって、もしかすると演劇をするのは最初で最後の生徒がいるかもしれないですね。

どんな形でも、あまり関わることができなかったとしても、文化祭という行事は、必ず記憶に残ります。楽しかったの一言ではすまない文化祭。ぜひ記録にも残してください。思いから紡がれた言葉から、生徒の皆さんにとって、自分の在りたい姿が見えてくるのではないでしょうか。

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ちなみに、コンピュータ部のブースで、校長室にいるかいないかがわかるプレート作ってくれないかな?とお願いすると、なんとその日のうちに部員一人ひとりがアイデアを出してくれました!

ありがとう、コンピュータ部のみんな!(⭐︎部員絶賛募集中です⭐︎)

在・不在プレートの行方はいかに?校長室のドアの動向に注目してください!