高槻市美術展で本校3年生が市長賞を受賞
本校3年生の生徒が、高槻市美術展「デザイン」部門で市長賞を受賞しました。
9月21日には、高槻市の高槻城公園芸術文化劇場で授賞式が行われました。
中央が本校3年生の作品です。
作品のテーマは「弓道」「多様性」「地域性」
3年生の6月まで続けた弓道部での経験をもとに、「集中する時の視界や視線のあり方は、人それぞれ」という気づきを作品へと展開しました。
夏休みや放課後の時間を活用しながら制作を進め、志望する進路先に近い地域である高槻市の美術展に挑戦しました。
美術がその土地の雰囲気や文化と深く結びついていることを意識し、在学中にあえて市外へと飛び出してみようという狙いもありました。
高槻市は京都と大阪の中間に位置し、歴史と文化が息づく街です。
5月には「こいのぼりフェスタ」が名物として知られ、歴史ある名跡も多いです。そんな地域に根付いた伝統文化を連想してもらえるよう、和柄の色合いを意識しつつ、鑑賞者一人ひとりの想像を促す模様を、コンピューターグラフィックによるテキスタイルとして制作しました。
授賞式後、↑作品をはさんで記念撮影📸
作品は紙ではなく布に印刷しており、額縁に入れてアートポスターのように飾ることを想定していますが、額から外して自由に加工することも可能です。(例えば、トートバックなどに形を変えてもおもしろいですね)
桜和高校の周りには印刷会社が多く、大判サイズでさまざまな印刷ができます↓
表彰式後の懇談会では、自分の作品について説明したり、審査員の先生方からアドバイスをいただいたりしました。
苦労して時間をかけた作品が、必ずしも良い作品になるとは限りません。けれども、思いを込めて制作した作品は、作者をさまざまな場所へと導いてくれます。
その先で出会った人々との対話や鑑賞の経験を通して視野を広げることが、自分を深め、次の作品をより良いものへとつなげていきます。
志望する進路のために...と始めた制作でしたが、大学進学のためだけでなく、これからの人生の創造的なきっかけとなる経験になれば幸いです。
桜和高校では、進路の悩みだけでなく、日ごろからさまざまな教科の先生に相談しながら、自分の可能性にチャレンジする生徒が多くいます。
これからも皆さんの挑戦を応援しています!