【公共】「お金の力-CHOICE-Digital」を活用した金融教育を行いました
2学期期末から扱ってきた経済分野の学習の総まとめとして、「お金の力 - CHOICE - Digital」(株式会社 教育と探求社・三菱UFJモルガン・スタンレー証券提供)を用いて、貨幣の役割とその影響について学びました。

この教材は、人口約100人の架空の島を舞台に、生徒たちがその島で働き、経済活動を行いながら、班ごとに設定された目標の達成を目指すゲーム型学習です。
授業では、投資・支出・公共サービスなどの意思決定を繰り返しながら、経済活動と社会の状態が相互に影響することを体験的に学びました。

プレイを進めていく中で、個人の利益を優先するだけでは治安や環境が悪化し、社会全体が立ち行かなくなることや、公共への投資・協力・バランスのとれた資源配分が、持続可能な社会に不可欠であることを実感していました。

班でお金の使い方などを協議している様子

ゲーム終了後は、貯蓄、投資、税、福祉など実際の経済制度に目を向け、NISAやiDeCo、物価上昇など現代のテーマと関連付けながら意見交換を行いました。
生徒たちは、自分のお金の使い方だけでなく、社会全体の視点で経済を考えることの重要性に気づいた様子でした。
今回の学習を通して、経済が単なる数字ではなく、人と社会の仕組みで成り立つものであることを体験的に理解できた時間となりました。

