教育探究
学校生活や現代社会で発生している課題に対して、「教える・学ぶ・育つ」という視点から分析し、
解決する方法を考えるという、教育文理学科である桜和高校の柱となる科目です。
本科目では、「対話」をキーワードとし、課題解決のための生徒同士の話し合いにおいて、
お互いの意見(アイデア)を尊重し合い、共通の理解を得るということを重要視しています。
「高い志を持ち、次世代の大阪を創生する人材の育成」という教育目標を達成するためには、
- 主体的に学ぶ力
- コミュニケーション力
- 課題解決力
- 情報活用力
- 未来を切り拓く創造力
これら5つの力を身につける必要があると考えています。
3年間通して行うこの教育探究の授業を経て、5つの力を磨いていきます。
授業内容
令和4年度の1年生に向けて実施した活動を紹介します。
ビブリオバトル
「本を通して人を知る。人を通して本を知る」をテーマにビブリオバトルを行います。
入学して間もない中、初めましての人同士でグループを組み、自分の好きな本を人に紹介します。
本を通して人を知り、人を通して自分がまだ出会っていない世界を発見することがゴールです。
地域探究
「地域に根づいた学校」をテーマに、周辺地域の魅力を調査する活動です。
桜和高校周辺で気になる場所・景色・お店などを調べ、生徒自らアポを取り、取材を行います。
それぞれの班が調べた周辺地域の魅力をパンフレットに起こし、プレゼンテーションを行います。
THE EGG 15
「自分の好きなこと、得意なことを15分間で人に教えるレッスンプランづくり」をする活動です。
教育文理学科ならではの活動として、人に教えること・人から教わることを経験し、
自己肯定感の向上や探究力の強化を目指します。
他生徒とアドバイスを送り合い、何度も改善を重ね、自分だけのレッスンプランを完成させます。
Flight Pass
「卒業後のそれぞれの世界に飛び立つための搭乗券を手に入れる」をコンセプトに行う活動です。
"よりよい学校 よりよい世の中のために あなたは何ができるか" という課題に対して、
社会のあらゆるレベルの問題に目を向け、自ら意義のある問いを探します。
さらに探究の本質、自分で導き出した答えが正解であるという根拠を探りながら、
具体的な解決策が提案できるようになることを3年間の目標としています。