校長日記其の三百五十四~うまく行かない時もある~
阪神が、開幕17試合で1勝15敗1分となり、ついにプロ野球史上ワーストの勝率0.063(6分3厘)を記録した。一応野球経験のある者として、一言言わせてもらうと、野球というスポーツは、全員が三振すれば別だが、前にボールが飛べば、野手の間にポテンと落ちたり、相手がエラーしたりと、いくら打ち損じても終わってみれば何点か入っていたり、逆に相手がいくらいい当たりを打ったとしても、野手の正面を突いたり、風に戻されたりして点が入らない場合が想像以上にあるものである。にもかかわらず、これだけ負け続けるのは、プロ野球の連勝記録が18連勝であることを考えると、ある意味神がかっている。
高校スポーツの多くが、一度負けたら終わりというトーナメント制であり、人が熱くなる理由でもあるが、負けても負けても明日試合があるというプロの世界もなかなかタフな心が必要だ。野球に限らず、チームスポーツは個々の気持ちがばらばらになるとムードも悪くなる。ファンあってのプロ野球。面白いゲームを期待する。
さて、東高校の新入生は、現在、放課後の部活動見学ツアーに参加中。ぞろぞろと見学サポーターの先輩に連れられていろんな部活動を見学している。校長室の窓から「みんな好きな部活に入れよ!」と声をかけるが、ウンともスンとも言わない。皆、入りたい部活が違うからか、まだまだ探っている様子。
高校生活は始まったばかり。3年間を見通して決めればよい。勝つも負けるも今はいい。どの部活も君たちを歓迎する。一つでも多く楽しい時間を、東高生!
部活にて 夢の一つも 見るがよい
本日は、令和3年度の委員の皆様による最後のPTA実行委員会。3年生の実行委員の方々のご挨拶では、「学校のことがよくわかった。参加してよかった。」「コロナで学校行事には参加できなかったが、少しでも学校にかかわれてよかった。」とおっしゃっていただいた。コロナの感染状況は落ち着かないが、少しでも保護者の皆様の思いに応えたいと思う。実行委員の皆様、一年間ありがとうございました。