校長日記其の三百六十三~読書のすすめ~
あまり知られていないが、大阪では府民・市民を始め、大阪に来られた方に、好きな絵本、良いと思う絵本に投票していただき、1冊の絵本をラブ「One Book One Osaka」という事業を行っている。今年で第8回を迎えるが、今年のOne Bookには「だるまさんが」が選ばれた。
「だるまさんが」と言えば「転んだ!」だが、少し前に流行った韓国ドラマ『イカゲーム』では「だるまさんが転んだ」は、恐ろしい命がけのゲームとして実行されている。当然、こちらの絵本はそんな恐ろしいわけがなく、ユーモアと愛情あふれる大人・子どもに愛される内容だ。同シリーズには「だるまさんの」や「だるまさんと」があり、言葉遊びも含めて、それぞれ親子で楽しめる絵本である。
絵本と言えば、以前、その販売方法について、小説やエッセイ、実用書などとは違う方法が良い、と聞いたことがある。というのは、普通、新刊が出た場合や、文庫化された場合など、平積みしたり、興味あるポップを掲げたりして販売する。すなわち興味をそそり、「読みたい」と思わせて購入してもらうのだが、絵本の場合は、「読みたい」と思って購入する人もいるが、読み物というよりは写真集や小物の一つ、大切な思い出として購入する人も多いことから、中身をすべて閲覧してもらってから販売する方が売れるとのことである。それも然り、絵本である限り、読むよりも絵を見て楽しむ気持ちの方が大きいかもしれない。
絵本に限らず、紙の本を手に取り、想像力を膨らませることは、創造力を身につけるのにも効果的だ。今までいろいろなキャッチコピーに心を動かされてきたが、私の中の一番は、新〇社の読書を勧める一言である。
衝撃の 「想像力と 数百円」
読書を勧めておいてなんだが、本日は爽やかすぎる天気。3時間目からは、全校一斉スポーツテストを実施。読書も大事だが、運動も同じく大切だ。終了後は、今年度前期生徒会役員16名の認証式。生徒会長は、前年度後期に続いての任務。東高校の活性化に一役買ってくれた。リーダーシップを発揮してくれることを期待する。そして、みんなで進化、東高生!