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校長日記其の三百六十六~人権といじめについて考える~

 通常のGWが終わったが、今回は、特に制限なしということで、どこもかしこも大勢の人でにぎわったようだ。私自身はまだまだ感染不安のため、繁華街への外出は控え、まだまだ片付かない事務処理に追いつくのに必死であった。この連休の感染拡大を少しでも抑えられれば良いのだが...。

 先日のニュース番組の街頭調査では、都会のマスク着用率は96%という。屋外で人と人との距離が取れれば外してもOKという雰囲気もあるが、一方でマスク着用が当たり前で、外すことすら思いつかなかったという若者もいるし、すでにファッションの一部だという人も。どちらにしても、安全安心を第一に、自分で考え、適切に判断することに変わりはないようだ。

 本日、東高校は「いじめについて考える日」。大阪市の取組として進めてきたが、府立になっても「いじめのない、安全で安心な学校」をめざして継続する。戦争は、最大の人権侵害だといわれるが、「いじめ」も、自由に生きる権利を奪われるという点で、言うまでもなく人権侵害だ。一人ひとりが相手や周りのことを考えて行動してほしい。本校生は、皆優しいし、人への気遣いがある生徒ばかりだが、自分の行動が知らないうちに人を傷つけてしまう場合もある。常に自分の行動を振り返ったり、人の気持ちを推し量ったりすることが大切だと思う。

 また、本日7限は、人権教育講演会。SNSに関して気をつけるべき点について、株式会社「ツナグラボ」の中西將之様にご講演いただいた。「SNSを利用することは便利だけれど、常に危険と隣り合わせであることを頭に入れて使うべき」と、高校生にありがちな具体的事例をもとに、わかりやすく話していただいた。自分では気づかず、無意識についついやってしまうこともたくさんあり、投稿・公開する前に、(本当に公開していい内容か...)と6秒考える、「6秒ルール」を心がけてほしい、と話す。

 「いじめ」も「SNS」も自分はきちんと対応していると思っていても、相手にとっては嫌なことをしているかもしれない。常に相手の気持ちになって...、と、自戒をこめて心がけたい。安心して過ごせる学校にしよう、東高生!

 待て6秒 「かもしれない」と 想像す

 ...、...、...、...、...、...、よし、6秒。

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