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校長日記其の三百六十八~倍速の人生にも幸あれ~

 いわゆる「Z世代」がよく取り沙汰されるが、先日、「Z世代の多くは、映画やドラマを倍速で見る」というテーマで、各氏がいろいろと持論を展開していた。

 ある専門家によれば、今は映画やドラマをテレビや映画館で見る人は少なく、スマートフォンで見るのが当たり前なので、自分の手のひらでゆっくり時間を使う人はいない、という。また、何たらフリックスや何ちゃらプライムなどのサブスクリプションが増えたため、無尽蔵に次から次へと見たい動画が満載で、通常の速度で見ていたら時間が足りず、まったく追いつかないということだ。

 そうは言うが、何もZ世代に限らず、時間に追われている現代人の多くは、そういう行動をとっているのではないか。なぜなら、かく言う昭和男の私自身が、映画を見てきた経験上、例えば、この数秒間、数分間は海のシーンだろうとか、しばらくカーチェイスが続くな、と先を読んで倍速にするからである。映画やドラマに、いわゆる大切な「間」があり、風景シーンも人の心情や時の空気を表現していることを承知しながらも、ついつい先読みしてしまうし、大方は「案の定」なのである。

 映画マニアからすると、そんな見方は許せない、と感じるかもしれないが、映画好きの私から言うと、「心の動きも倍速」なのである。一方で、映画館で良い映画を見たときは、涙が乾くまでエンドロールを眺めている。要は、その時の感情を自分でコントロールしている、と自分では思っている。

 と、勝手に述べたが、結局は人それぞれ、一日を有意義に少しでも幸せに生きられたら、それでよいと思う。そう考えれば、昭和世代がZ世代をごちゃごちゃ言うまでもなく、かえってZ世代の方が上手に生きられているのかもしれない。東高生はどうだろう?今度聞いてみよう。

  今の曲 イントロなくて 始まりて 「イントロDON!」の クイズもできず