校長日記其の三百六十九~創立記念日~
本日、5月12日は、東高校の創立記念日。今年で99周年となり、いよいよ来年は100周年を迎える。大阪府内でも今年100周年以上の公立高校は30校ほどしかない。
詳細は、沿革をご覧いただければと思うが、本校は、1923(大正12)年に現在の中央区船場に「大阪市立東区女学校」として開校し、戦後、1948(昭和23)年の学制改革により、現在の「東高等学校」と改称された。
現在のこの地(都島区)に移転したのは、1978(昭和53)年。実は、この場所は、元大阪大学の工学部であり、その証となる石碑が中庭にある。平成3年に「理数科」、平成6年には「英語科」が設置され、以来、特色ある学びを継続している。今年から大阪府立となったが、これまでの本校の強みを生かし、より存在感のある学校をめざしていきたい。
来年度も現職にあるかは私の知るところではないが、これまでの100年を次の100年につなげる役目であるということを自覚して、今できることに全力をそそぎ、伝統を右から左へ手渡すのではなく、気持ちとしては熨斗をつけて引き継ぎたい。今の生徒たちには、その時代の節目にいる自分自身を俯瞰し、勉学や部活動に励んでもらいたい。令和の進化した東高校を、東高生!
100年の 節目を前の 驟雨かな