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校長日記其の三百七十二~天気は転機~

 最近、転職のCMが増えたが、「天気は転機」と似たようなフレーズもあったような気がして、タイトルにしたが、今日の登校時の空はどんより...。個人的にあまりテンションが上がらぬ空気だったが、生徒の前でそういうわけにはいかない。「おはよう!」と明るく声をかけ、「昨日のテストはできたか?」と尋ねると、これが不思議なのだが、東高校の生徒は100%、「まぁまぁ出来ました!」と答える。ほんまかいな、と思うところもあるが、皆が皆そういうのだから、少なくとも返却されるまでは、そういうことにしておこう。これも東高校の良いところだ。来週が楽しみである。

 ところで、各科目のテストは、教科の先生が力を合わせて一つのテストを作るわけではなく、多くは、中間テストは誰々先生、期末テストは誰々先生、というふうに担当が作る(当然、全担当で確認するが)。先生自身は気づかないが、先生も人間、何か癖があるはず。せっかく一年間のお付き合いなのだから、純粋な授業理解とは別に観察眼を鍛えるのもよい。授業中、繰り返し話していた話題とか、こだわりがあるとか、推測するのも楽しい。

 ただ、先生にしてみれば、テストを作るのは一苦労。だいたい平均点が60点になるように生徒の顔を思い浮かべながら作る。私は、顔に似合わず、「テストも一つの芸術」だと思っているので、最終的な出来はさておき、美しいテストをめざしていた。また、授業中に、生徒がつまずいた点があると、生徒に丁寧に説明しながら、頭の中ではテスト問題ができていく。そういう点では、手間はかかるが、楽しみでもある。

  先生の 不意を突いては 山掛ける