校長日記其の三百七十三~名前の今~
昨日、法制審議会の戸籍法部会が、戸籍の氏名について、いわゆるキラキラネームなどについて、基準案を提示した。「公序良俗」に基づいて判断するとのことだが、例として「山田大空(すかい)」「山田光宙(ぴかちゅう)」は認められるが、「山田太郎(てつわんあとむ)」「山田高(ひくし)」は不可だという。「公序良俗」的には納得できるか。
俗に「キラキラネーム」とは言うが、現在の高校生世代には、本校を含めて、サプライズな名前が少なくない。4月に生徒の顔写真と名前を見比べて必死で覚えるのが、私の仕事の一つだが、今は覚える前に、名前のこの漢字はどう読むのか、と、推理するのが楽しみになっている。一人ひとり漢字のもつ意味の範囲で推測するが、なるほどそう来たか、という名前もあるが、そこまでは想像できなかったという名前もある。
名前は一つのセンスでもあるので、人により受け取り方や感想は様々だが、確かなのは、「名前」は親御さんからの人生最初のプレゼントであるということ。生徒たちには、名前に込められた思いをしっかりと受けとめて、まだ見えぬ未来をしなやかに生き抜いてほしい。頑張れ、東高生!
さぁどうだ 私の名前 読めますか