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校長日記其の三百八十五~見えぬものには目も眩まぬ~

 先日、暗号資産(以前は仮想通貨)への投資を餌に、コロナ給付金100万円を不正に受給したということで、関係者が逮捕された。主犯31歳はドバイに逃亡したが、その投資グループには大学生も200人ほど集めていたということだが、中には高校生も含まれており、指南されるがまま不正を行っていたという。

 今年4月から18歳成人になるということで、法的責任や消費に関するトラブルに巻き込まれる可能性も高くなった。無知が損を招くのは世の道理だか、それで牢獄に入るのはあまりにもつらい。

 そのような消費者トラブルに巻き込まれないためにも、高校での家庭科学習が特に重要になる。入試にでないからといって、侮ってはいけない。現在、2年次までに学習することになっているが、世間からの注目度も高く、昨年半ば頃から取材の問い合わせも増えた。

 うちの生徒に限って...は、この際通用しないと肝に銘じたい。

  楽しげな スマホの闇は 恐ろしや

 業務上やむを得ず開設したネットバンキングでさえ不安がぬぐえぬ私には、残念だが、暗号資産などゲームの域を出ない。何事も一生勉強するしかないようだ。

 さて、東高校には、理科や数学の記号や数字に強い生徒がたくさんいるようだが、くれぐれも暗号には翻弄されぬよう。