校長日記其の三百九十六~グランドに避難せよ~
本日は、食堂付近で火災が起きたと想定しての避難訓練を実施。授業中の火災のため、HR教室からはもちろん、移動教室に分かれての授業のため、各教科担当の指示、誘導に従い、所定の階段、出口を利用しての避難。教員は各担当場所につき、グランドまで生徒がケガせず、スムーズにグランドに出られるよう誘導する。
一方で、別の場所では、けが人が出たことを想定して、救護の演習にあたる。実際に、担架や救助シートを使って数名で人を運ぶと、思っていたより力を入れずに運べることがわかる。やはり器具はそれなりに効率的に考えられているものだ。しかしながら、人員点呼終了は、昨年度より1分近く遅かった。訓練とはいえ、一人ひとりの意識はまだまだ低い。本校は生徒・教職員を合わせると1000人超。一人の行動が遅れると、全体としても大きなロスとなる。今日を機会にあらためて意識を高めていきたい。
今日の日差しがあまりにもきつかったので、熱中症対策として、講話を短縮してうえで、都島消防署から消化器の使い方を教わった。これも短い時間ではあったが、生徒会役員が代表で使用し、皆で共有した。使わないことが一番だが、いざという時に誰でも使えなければならない。月並みだが、火災は見えない場所から突然起こるし、災害は忘れた頃にやってくる。
火が出たら あせらず退路 確認し 火が背を越せば すなわち逃げん
消防署の方の助言である。肝に銘じたい。