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校長日記其の三百九十九~大阪市立東高等学校1期生の方より~

 先日、手紙とともに本が1冊届いた。手紙を読むと、昭和26年卒、いわゆる昭和23年に「大阪市立東高等学校」と改称されたばかりの1期生と同級生の方からであった。手紙は、突然手紙を送ったことに対するお気遣いから始まり、当時の「高等学校」に男女共学による課題が山積していたことや、ご自身が世界大戦後、和歌山県に疎開し、県立高校から昭和25年夏に東高校に転校したこと、大戦の苦しみを忘れさせてくれるたくさんの友人に出会ったことなどが綴られていた。また、同期の方には、卓球の世界チャンピオンになった方や、東大法学部を卒業され、長年類人猿の研究を続けてきた方、スーパーイズミヤを上場企業に育て上げた方や長崎テレビ放送の専務の方など、活躍されている方がたくさんいることなど、思い出深く語られている。ただ、残念ながら、高齢のため、亡くなった方もおられるとのこと。ご冥福を祈ります。

 いただいた本は、ご自身が大阪商人として命を懸けてきた「あしあと」を残そうと書かれたもので、本校が来年100周年を迎えるということを知り、「昭和」とはこういうものだったと知っていただければ...と、送っていただいたとのことである。お礼の電話をかけたところ、90歳とは思えぬ元気な声でご対応いただいた。どうもありがとうございました。図書館において、後進の励みとしたい。

  友情に 戦後忘るる 夏の空

 時代は違えど、やはり大切なのは「友人」とともに過ごす「今」。テストも部活も今しかできぬ。全力を尽くそう、東高生!