校長日記其の四百一~期末考査、夜明け前~
先週のテスト一週間前から、生徒も少しそわそわしている。中間考査より範囲が広く、学習内容も難しくなったこともあり、表情に不安が垣間見える。一方で、授業を見学して回っているが、生徒は皆一生懸命集中できている。午後の授業など、昼食後の生理現象でついつい眠たくなるのが人間。それでもコクリともせずに、先生の話を聞いているのが、東高校の生徒の自慢できるところ。気づいたところで言えば、おおむね姿勢が良い。姿勢が良いというのは、集中できている証拠だし、何より健康であるという証。皆、大したものである。
だからこそ、東高生には、目の前のテストの点数だけでなく、その強い精神力や誠実な心をさらなる自分の成長につなげてほしいという欲が出る。せっかくそんなに頑張っているのだから、「私の成績で行ける大学どこですか?」と聞かないでほしい。「あの子があの大学だから、私はこのへんでいいです」と人と比べないでほしい。「この大学の面白い教授のもとで研究がしたいです、どうしたら行けますか?」「この大学の〇〇部で活躍したいので、私に足りないところを教えてください」「弁護士になりたいので、司法試験合格率の高い△△大学に絶対行きたいんです!」とキラキラ、ギラギラした目で訴えてほしい。これからどんどん暑くなる夏に向けて、さらに気持ちを熱くしてほしい。
灼熱の 夏の太陽 凌ぐ夢
明日から期末考査。日頃の学習の成果を出せるように。頑張れ、東高生!