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校長日記其の四百二十一~未来と今の東高生~

 昨日は、「大阪府公立高校進学フェア」が、インテックス大阪にて3年ぶりに開催された。目的は、中学生と保護者の高校選びのお手伝いと学校PRだが、教員側のもう一つの楽しみは元同僚との再会。コロナ禍でなかなか会う機会もない中、公的なシーンで再開できるのは短い時間ではあるが、誠に嬉しい。なかには何十年も会っていない方もいて、一種同窓会ともいえる瞬間だった。

さて、そんな私的な気持ちなど知らぬ、と、中学3年生と保護者の方々は、約180校の中から興味ある高校のブースへ次から次へと急ぎ足。東高校のブースは、1回約15分のプレゼン形式。初回こそ3組の親子だけだったが、2回目からは、常時30組を超える皆さんが参加していただいた。説明担当者も、ぜひ入学してほしいとの思いを胸に、東高校の魅力を伝えた。今年6月に、現在の1年生全員に、「東高校に入学してよかったか。と問うてみたところ、97%の生徒が、「とてもよかった・よかった」と答えた。ホッとしたとともに、さらに頑張らねば、という気持ちになった。

プレゼンが終わってからも、積極的に補習や部活動に関する質問をする保護者の方もいて、それだけ深く知りたい保護者の方の思いを感じ、嬉しかったし、これだけ志望してくれる中、入学した生徒のためにも頑張らねばとあらためて思った。また、東高校を選ぶかどうかは横に置き、中学生には、ぜひ自分に合った高校を選択をしてほしいと願う。

 一方、午後は、大東市民文化会館「サーティホール」にて、現役の吹奏楽部が大阪府吹奏楽コンクールに出場。感染症対策として、観覧は短時間のみ、一つ前の関西創価高校の迫力ある演奏(金賞受賞)を体感した後の東高校。緊張感漂う中、気持ちを一つに、静かに音がスムーズに滑り出す。皆集中した表情で音が揃う。しばらくして一気に力強い演奏に変わり、会場に響き渡る。心に響く音と音。今までの練習で聞こえてきた演奏以上のものとなる。しばし、吹奏楽の醍醐味を味わった。

 終了後の生徒たちはやり切った表情。少々失敗もあったかもしれないが、それらを含めて青春。写真撮影では、皆笑顔でホッとした。結果は「銅賞」。賞の壁は厚いが、だからこそやりがいもある。頑張れ、東高生!

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