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校長日記其の四百六十三〜読書のすすめ〜

 読書活動を推進するため、これまでも本校が発行している「としょかん通信」に、本校教職員の推薦図書『東高校の100冊』を紹介している。就職試験等で『愛読書』を受験生に問うのはNGとなっているが、やはり高校生が様々な分野の知識を得たり、誌や小説などいろんなタイプの本を読んで感受性を豊かにすることはとても大切であり、読書離れの顕著な高校生には、良いきっかけになるのではないか。いつも授業で触れ合っている先生が紹介する本でもあり、「あぁ、こんな本を読んでいるのか」とか「意外と面白いかも・・・」と、図書館を利用してくれればと思っている。

 実際に、図書館運営の担当から、「先生の紹介した本、昨日生徒が借りて行きましたよ」と聞くと嬉しくなる。本に限らず、気持ちや時間を共有できるのは、より良い人間関係を築くために必ずプラスになる。授業で接する先生だけでなく、話したことのない先生や職員の方とも話すきっかけになればよい。残念ながら、貸出内容は個人情報でもあるため、誰が借りたかをすべて把握することはできないが、貸出のやり取りの際、「この本を紹介した方に、読後の感想を伝えるので、また教えてね」と、一言添えてくれたら嬉しい。暑い日や雨の日など、外出をためらう日は、ぜひ読書を勧める。じっくり読む時間を、東高生!

  雨の日の 誰かの本と 過ごすとき