校長日記其の四百七十二～マスクの効能？～
以前、大阪の名物番組で、中学生の女の子が付き合っている彼氏の前でマスクを外せないので、素顔を見せるのを手伝ってほしいという依頼があった。彼氏の方もマスクを外したことがないので、お互い素顔を見たことがないという。なかなかキュンとくるテーマだったが、いざ外してみると、お互いが「かっこいい」「かわいい」と言い合うので、つい（勝手にせーや）と思いつつ、あらためてキュンとなったのも確か。
という具合に、マスクを外した結果が良ければそれでいいが、ある調査によると、違和感を感じる方が多く、一般的には下半分が見えない方が魅力的に感じられる傾向があるという。「マスクイケメン」や「マスク美人」という言葉もある。というのは、「人間は脳で『節約的な想像の仕方』をする」からだという。つまり、実際は鼻や口、輪郭のゆがみや荒れなどがあるのに、そのマイナス要素を除いてバランスが取れた顔になるように想像するとのこと。
現在、屋外で距離が確保できる場合や、会話しない場合などは、マスクを着用せずともいいことになっているが、日本で皆がマスクを外す日が近々に来るとは思えない。顔はわからぬが、しっかり目を見て話すにはちょうど良いと思ってはいるが、顔を良く見せる効能があるとは知らなかった。私は、サングラスをかけると、なぜかたまに「かっこいい」と言われるが、裏を返せば、いつもの目が邪魔をしているということ......残念！
本日、いくつかの部活動で卒業アルバムの写真撮影があった。皆、マスクを外していたが、仲間といる時の笑顔は、想像を超えて最高だ。いつも笑顔で、東高生！
この秋は 口を閉じます チャック・オー・ランタン