校長日記其の四百七十七~「探究」その長き道のり~
本日の午後は、2年生普通科の「総合的な探究の時間」の中間発表会。自らの興味・関心に基づくテーマを軸に、集まった数名でこれまで調査研究してきた成果を発表した。大学教授をはじめ、企業関係者や学生など、本校に縁のある方十数名に来校またはオンラインにより、ご講評をいただいた。
生徒たちの多くは、カンペなしで、聞いている人にしっかりと伝わるように、丁寧にプレゼンしていた。聞いている方も、発表者がとまどう鋭い質問や新しい『問い』につながる指摘をしていたので、非常に有意義な発表会になった。
しかしながら、中間発表であるがゆえに、テーマと考察・結論がねじれていたり、主旨とはズレるアンケート調査になったりと、調査研究方法として不十分な点も明らかになった。生徒たちはそれぞれに一生懸命考え、よかれと思って取り組んだことがよくわかる時間ではあったが、突っ込みどころ満載の調査、発表もあり、時間が足りないくらいであった。
終了後の講評者の方々のフィードバックでは、それらの点を含め、多くのご指摘を受け、あらためて『問い』の立て方や、その問いを解決する手法の難しさに頭を悩ませた。ご指摘の中で、やはり教員側の関わり(決して「指導」ではない)が、今後の生徒の「探究」を左右するということも実感した。
来週以降、生徒たちの振り返りと、教員の適切な介入がマッチし、「探究」が進化するよう働きかけたい。先は長いが、頑張れ、東高生!
本日が 深堀り初めの バトンかな