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校長日記其の四百七十八~東高校、宿泊の秋~

 「食欲の秋」とはよく言ったもので、人生で食欲をなくした経験がない私でさえも、最近、特にお腹が鳴る。「腹減った」と言うのははしたないので、個人的には「身体が秋を感じている」と言うようにしている。

 まさに今は俗にいう「食欲の秋」であり、「スポーツの秋」「読書の秋」でもあるが、今年の東高校は「宿泊の秋」である。7月末から8月にかけての新型コロナウイルス感染第7波により8月から延期した1年生普通科の「宿泊体験学習」に始まり、今後は、2年生理数科の修学旅行にあたる「先端科学研修」、2年生普通科の「修学旅行」と宿泊行事が続く。その後も、12月には1年生英語科の「英語実習」が、1月には、2年生英語科の修学旅行にあたる「文化・語学研修」を控えている。

 コロナ禍により、部活動の制限もあったが、最も影響を受けたのが、こういった宿泊行事であり、生徒同士のコミュニケーションに大きな支障をきたしている。「別に一緒に泊らなくても、いつでもコミュニケーションは取れる」と言われる向きもあるが、日々の生活の中で、多くの友人と接するのは、特にコミュニケーション能力に秀でた生徒以外、実際はハードルが高い。ついつい"いつもの"メンバーで会話しがちになる。これは大人も一緒。やはり(感染不安のある今は禁句だが)「同じ釜の飯を食う」ことによって、新たな関係も生まれるし、絆も深まる。

 総じて、人間関係は、「気が合う」とか「馬が合う」といった、理屈ではない部分が大きい。その中で「あいつは意外といい奴」というふうに、接して初めてわかることもある。宿泊行事は、そういった普段にはない時間を共有できる貴重な時間である。

 さて、昨日、1年生普通科の生徒たちが、2日間の体験学習を終え、無事に帰校した。少し疲れた顔の中にも充実した時間を過ごした様子が見てとれた。一夜明けて、今日の授業も少し疲れは見えたが、きっと3日前とは一味違う教室になっているはず。

  昨日とは 隣の顔に 変化あり

 皆で前進、東高生!