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校長日記其の四百八十~授業の面白さ~

 言うまでもなく、今の私には高校受験も大学受験もないし、何か検定を受ける予定もない。だからこそかもしれないが、本校の授業を見学(これはこれでれっきとした業務である)していて、実に面白い。高校卒業からすでに40年が経とうとしており、忘れていることばかりだが、それゆえに、高校生と横並びで、同じ目線で受ける授業は新鮮だし、新しい発見ばかりである。

 自分が高校生の頃に、今のような視聴覚を刺激するような、また、隣の生徒とともに考えられるような授業であれば、もう少し前を向いて、先生の話を聞いていたかもしれない。当時を思い起こすと、個性的で白い先生はいたが、申し訳なくも、あまりきちんと授業と向き合った記憶はない。自称かつ他称「天邪鬼」なため、上から目線の先生は気に食わなかったし、こうせい、と言われたら、ああする自分がいたので、少々遠回りしてしまった。

 ただ、授業そのものにかかわらず、とにもかくにも「勉強」は「自分で」するもの。教え方は十人十色で、千差万別。言い訳無用である。目標があれば、それに向かって努力あるのみ。頑張れ、東高生!

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