校長日記其の四百八十三~人との出会い、本との出会い~
昨日は、現在も大阪市で勤務する元校長先生が、本校を訪問され、久しぶりに会話が弾んだ。コロナ禍の学校の様子についても、いろいろとお伝えして有意義な時間となったが、余談として、読書や本の話になった。
読書を趣味に持つ方とは、仕事抜きでプラスアルファの話題として、話が広がる。今読んでいる本についての話や、昔読んだ本を紹介していただいたり、逆に私が以前紹介した本の感想を聞かせていただいたりと話は尽きない。
と思っていたところ、今朝の新聞に「本は人つなぐツール」という記事があった。記事を読むと、「身近な人から本を薦められて読んだことがある」人が59%で、39%の「ない」を上回っているという。また、「自分の好きな本を身近な人に薦めたことがある」人も49%と、約半数もいるという。さらに、コロナ禍でもあり、この1ヶ月間に本を読んだ人のうち、「人に薦めたことがある」人が67%、「薦められたことがある」人が76%もいたという。
調査を深めると、本の紹介を通じて、その人と話す機会が増えたり、その人自身が他の人と話すところをよく見るようになったりと、明らかにコミュニケーションのツールとして効果的だということもわかった。
本棚を見ると、その人の頭の中がわかるという。それゆえに、「愛読書」を問うことは、就職試験等では禁止されているが、自ら紹介するのは構わない。東高校では、教職員から定期的に本を紹介する「東高校の100冊」を作成中である。A先生が紹介する本なら・・・、B先生がこんな本を紹介するなんて意外!という感じで、生徒たちが本を手に取る。
そのうち、生徒から紹介する時が来るはず。読もう、東高生!
その本は タイトル通りとは 限らない