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校長日記其の四百九十〜秋の夜空に・・・〜

 昨日の日中は日差しが暑いくらいであったが、朝はやけに冷えた。それもそのはず、昨日は「立冬」。近畿でも10℃を下回る地域もちらほら。今年は秋を感じぬまま冬に入った感じ。
 一方、東高校の体育館はスポーツの秋。男女バスケットボール部と女子バレーボール部が元気な声を響かせている。女バレ部は現在2部(男子は前回1部に昇格)で、20日の部別大会の結果で昇格、降格両方の可能性がある。名ばかりの監督ではあるが、応援団長としてできる限りのことはしたい。
 さて、部活動を終えて京橋門に向かう途中、男子が数名、空中にスマホをかざしている。何をやっているかと思ったが、あ、そういえば今日は皆既月食...と思い出した。見ると、写真ではわかりにくい(3枚めが月食直前、4枚目は月食後)が、澄み渡った秋の夜空に下半分以上が欠けたきれいな月が出ていて何とも美しい。自然美がわかるとは、東高校の男子もなかなか粋だと思いつつも、自然美とは無縁の昭和男は、粋な男子を尻目に去って行く。

 すると、京橋駅周辺でもスマホをかざした老若男女がたくさんいる。皆、皆既月食を心待ちにしている様子。少なくとも京橋は平和だ、と実感した。今回の月食は、月食中に天王星が月に隠れる「惑星食」でもあるという。その珍しさもあり、皆ワクワクしているのか...と納得した瞬間、お腹が鳴った。
  月食より 惑星食より 夕食か
 いやはや、趣あるものも本能には勝てぬ、「花より団子」とはよく言ったものである。

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