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校長日記其の四百九十二~仕事をするということ~

 毎日8時10分過ぎから、生徒たちを迎えに京橋門に向かうが、ここ最近は、写真左の通り、並木道の落ち葉が増えて実に気になる。これだけの落ち葉をどうしているかというと、毎朝、管理作業員の方々が一生懸命ほうきで掃いている。そのおかげで写真右になる。当然、一言お礼はするが、毎日のキリのない労力に、仕事とはいえ、「ありがとうございます」の一言では足りないと感じる。

 今は、YouTuberなる仕事が広く認知され、一見簡単にお金が入る職業だと考えられている。子どもたちの理想の将来としても、常に上位にランクインしている。確かに、奇をてらった内容や、すでに名を知られている方々の日常など、一般人が興味のある動画には、一定層のフォロアーが確保され、一定以上の収入が得られることも事実だが、これだけ一般化されてしまっては、普通の人が入るスキはないかもしれない。

 先日も、キャンプカーで日本一周をしながら生活しているご夫婦の特集を見たが、月約50万円の収入源はYouTubeであり、そう聞くと楽しい人生といえるが、実際は、常にカメラを回し続け、一週間のうち、4日間を編集作業にあてるという毎日だという。それを良しとする人はそれで良いが、皆が皆、そうしたいか、また、それができるかというと疑問符がつく。

 その観点でいうと、日々たまる落ち葉を毎日掃除する、という仕事も、人に見えない部分でのこつこつの積み重ねである。

 毎日カメラや編集機器とにらめっこしているYouTuberも含めて、やはり仕事は「こつこつがコツ」であり、毎日の積み重ねであると実感する。それが「働く」...「はたを楽にする」「はたを楽しくする」ことである。

信頼は こつこつがコツと 背中見せ

 東高生も、この先働く。肝に銘じて、将来の夢と向き合おう。頑張れ、東高生!

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