校長日記其の五百〜受験は団体戦、「トライアルゼミ」をきっかけに!〜
すでに2年生を対象に案内した「共通テスト・トライアルゼミ」。 『トライアル』の名の通り、あくまでも『トライアル』として、国数英の3教科について、共通テストの過去問や例題に試しに取り組むのみ。やることはそれだけだが、得られるのはそれだけではない。
以前から訴えているが、「受験は団体戦」。大学受験において、成功する大切なポイントが、自信であり、勢いであり、そして安心感である。名のある超進学校が本番で力を発揮できる理由の一つに、受験会場でいつも一緒にいる友人、仲間がいつものように周りにいるという環境がある。超進学校はほぼ全員が共通テストを受験するため、会場をホームグランドにして、普段の実力を普段どおりに発揮できる。一方、学校で数人しか受験しない学校にとっては、知らぬ会場で一人、周りに知った顔のいない中、孤軍奮闘せねばならない。プロの世界においてもホームかアウェイかは勝負を決める大きな要素。まして、高校生にとっては大きな分かれ目となる。というのが「受験は団体戦」と言われる所以。
また、本番までの学校での空気も大切。すでに指定校推薦組や公募推薦組が合格を決めている状況で、共通テストを受験する人数が少なければ、当然つられてモチベーションは低下する。しかし、受験人数が多いと自然と勉強するのが当たり前となり、自分だけが落ちるのは嫌だとばかりに精も出る。
要は、みんなで、チームで受験することのメリットはそれほど大きいと言うことである。ゆえに『共通テスト・トライアルゼミ』にチームで取り組むことは、想定以上のメリットがある。ただ、そのチーム力を最終的に生かすのは、個人の取組。購入した問題集をボロボロになるまでやりきるのは自身の努力。
本日は、文系・理系に分かれて国公立大学希望者進路講話も実施した。ここでも、常日頃気にかけている「聴く態度」はきちんとできていたので期待できる。2年生諸君、迷う暇があったら♪発明して♫...もとい、トライアルゼミを受講しよう、東高生!
燃え過ぎて フライング気味の トライアル
保護者の皆様には、明日の2年生保護者進学説明会を聴いていただいたうえで、受講を勧めていただきますようお願いいたします。