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校長日記其の五百七~ルールを知りて~

 やや興奮も落ち着いたサッカーワールドカップだが、今さらながら、日本サッカーの最高の盛り上がりを演出したのは、間違いなく「三苫の1ミリ」と呼ばれた、スペイン戦の逆転アシストだ。

 私自身、テレビ観戦時は、堂安選手がゴール前にボールを出した際、(誰か押し込め!)と祈り、滑り込んだ前田選手がそのボールに届かなかったのを見て、(あぁ...お、もう一人いる、何とかしてくれ!)と思いつつも、ボールがラインを越えた?のを見て、(あー、あかんかった...)とあきらめてしまい、テレビ画面から目をそらしてしまった。そのため、田中選手のゴールの瞬間は見ておらず、次に見たときは、田中選手が日本ベンチに駆け寄ろうとしているところで、私にとっては何が起きたのかわからなかった。

 その後は、ご存じのように、VARにより逆転ゴールが認められたわけだが、私自身はラインを越えたと思っていたので、まさか認められるとは思っていなかった。私と同じように感じていた方はたくさんいたようで、FIFAが正式にオンラインと公表するまでは、判定に批判もあったようだ。

 さて、長ったらしい私的な振り返りはさておき、今回、サッカーのルールでは、ボールのイン・アウトが、接地面ではなく、ボールがわずかでもラインにかかっていればインプレーだということを初めて知った。日の丸に縦線を引いたデザインが一時ネットを沸かせたが、今までよくVARなしで判定してきたと感心する。いや、そこまで得点に直接結びつくシーンがなかったのかもしれないが。新しい発見に感謝。

 実は、野球においてもあまり知られていないルールがいくつかある。その一つが「振り逃げ」。この「振り逃げ」が成立する場面と成立しない場面があるという点も相当ややこしいが、それよりも皆さんが驚くのが「振り逃げ」は、実はバットを振らなくても(見逃しても)「振り逃げ」ができるのである。(成立する場面の説明は横に置くが、)要は「第3ストライク」を捕手が正規に(ノーバウンドで)捕球できなければ、その時点では「アウトではない」ので、1塁を狙うことができるのである。日本ではわかりやすく、「振り逃げ」と呼んでいるだけで、正確には英語で「a dropped third strike(第3ストライクを落としたとき)」または「a uncaught third strike(第3ストライクを捕れなかったとき)」と言い、バットを振る、振らないは条件には含まれないのである。

 スポーツに関わらず、どんな競技においても、始まった当初と比べると、より公正に試合が行われるよう適宜ルール変更がある。実際ルールを知らなかったために負けてしまうチームもある。時間があれば、ゆっくりルールブックを読んでみるのも面白い。ちなみに野球規則は300ページを超える。スポーツには考える脳が必要で、勉強には継続する体力が必要だ。

  知ることは アドバンテージと ほくそ笑む 

 本日は「大寒」の名の通り、厳しい寒さだが、期末考査も明日まで。継続力と集中力、東高生!