校長日記其の五百十五〜サイエンスの語り方〜
昨日は、令和4年度大阪府生徒研究発表会「大阪サイエンスデイ」の第2部が、大阪工業大学梅田キャンパスで開催された。第1部で選ばれた、大阪府内の26校54班がそれぞれ「物理」「化学」「生物」「地学」「情報」「数学」といったこれまでのテーマに、今年初めて設定された「工業部会」を加えた分野について、8つの会場に分かれて発表した。
本校からは、「物理」分野2班、「数学」分野1班の参加となった。生徒たちは、これまで取り組んだことについて、仮説、実験、分析、考察と、専門家の方や多くの生徒、関係者の前で、緊張しながらも一生懸命発表した。発表後の質疑応答では、審査員の方から少々厳しい質問やコメントをいただき、少し戸惑ったシーンもあったが、自分たちの取組をしっかりと説明した。
開会式の挨拶や閉会式の講評においても、「伝えたか」ではなく、「伝わったか」という点をしっかり考えてほしい、原稿を読むだけでなく、自分の言葉でしっかりと話してほしい、というご指摘があった。私の感じたところでは、生徒たちは長期に渡り、一生懸命取り組んだため、調べたすべて、気づいたすべてをどうしても伝えたいとの思いから、限られた時間内に説明し切れないため、絞りきれなかったというとこと。発表時間に合わせて、何を伝えたいのか、あらためて何を優先するか絞り込む必要がある。
とはいえ、失敗は成功の母という。経験を積んで、さらに成長してほしい。頑張れ、東高生!
「Presen」は 「tation」ならぬ 「t」を足して