校長日記其の五百三十三～お買い得かも？～
小学生の頃から古本屋が好きで、漫画から絵本、小説から図鑑まで、近所の古本屋を巡り、少ない小遣いで、少しでも価値のある、読みたい本を漁っていた。今は漫画レンタルアプリがたくさんあり、無料で読める（タダほど怖いものはない）ものもあるらしいが、昔は１冊20円で一週間貸してくれる貸本屋もあった（余談だが、自宅近所に「貸本屋」と消えそうな字がトタン屋根に残っている家があり、たまにその屋根を見ながら、昭和の風景を想いだして余韻に浸っている）。
今は、東高校の図書館のおかげで、たくさんの本を借りることができるが、その習性は今も変わらず、時間があるとついつい「〇OOK-OFF」に立ち寄り、お得な本をゲットする。最近はアプリで検索も注文もできるし、帰途の店に届けてもらうこともできて便利だ。
さて、古本屋の宣伝はともかく、今日は、おそらくそういった習性を持たない東高生に、耳よりの話をする。この土日に実施された共通テストだが、テストが終わると何が残るか？脱力感か、達成感か？残念ながら絶望感か？感覚は人それぞれだが、確実に残る物がある。それは、今年度用の「問題集」である。試験までは肌身離さず持ち歩き、試験が終わると用なしとなる。残念ながら、来年用に置いておきたい者は別として、多くの者は処分に走る。フリマアプリも大盛況だ。人の使用した物は避けたいという人もご安心を。人の手に触れていない問題集も、旬が過ぎれば価値も下がる。検索すれば、新品（いわゆる新古書）も格安で手に入る。
来年は当事者となる２年生だけでなく、早く手の内を知りたい１年生は、ぜひスマホで検索して、お金をかけずに重要な情報を手に入れよう。だまされたと思って、〇OOK-OFFに寄ってみるのも良い。これからも、塾や模試など、いろいろお金もかかる。少しでもお得に、東高生！
今が旬？ 一日過ぎれば バーゲンセール