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校長日記其の五百三十四~バックステージ~

 共通テストが終わり、生徒たちは自己採点の結果を見て、あらためて受験校を決定する。第一志望を貫くか、合格の可能性をとるか、実に悩ましい。昨年のように全体の平均点が下がると、テンションも下がるし、本人は先が見えなくなる。しかし、そんな状況でも、先生は皆、フォローしながら、生徒の「やる気スイッチ」を押してあげる。そのおかげで、一発逆転を成し遂げる者もいる。スポーツでも勉強でも、「やる気スイッチ」の入った高校生の底力は半端ではない。

 一方、学校としては、そのような本人の希望や保護者の意向、そして、あらためて自己採点の結果やこれまでの模試の結果を、目を皿にして見比べ、受験する大学を決定、推奨するために議論する。単に合格すればいいということではなく、生徒本人が本当に望む進路を最優先に考える。もちろん、雰囲気や感覚だけで決定はできない。過去に同じような点数であった者や似たような模試の推移であった者が、この後どのような結果になったかなど、これまでのデータに基づきつつ、該当生徒が本番に力を発揮できるか否かなど、様々な観点で議論する。

 本日は「国公立大学志望校検討会議」を開催。担任をはじめ、関係教員で、一人ひとりを思い浮かべながらの丁寧な議論が続く。先生の「熱意」と生徒の「やる気スイッチ」が、実を結ぶことを祈る。 

 今こそ頑張れ、東高生!

  目の前の 壁を貫く 濃い絆