校長日記其の五百四十〜楽しく頑張る!〜
本日は、実に3年ぶりとなる長居公園での「マラソン大会」。コロナの感染が報道を賑わせ始めたのが令和元年1月頃だが、まだそのウイルスの正体がわからず、何とか開催できたとのこと。しかし、ご存知の通り、現在の3年生が入学する頃には、臨時休校となり、入学式が6月になった。以来、昨年まで感染症対策を講じることが必須となり、集団でのイベントの多くが開催できなくなった。昨年も計画は立てたが、年明けからの感染拡大により、やむを得ず中止した。
そんな経緯を経て、本日、比較的温かい朝、1・2年生ともに初めてのマラソン大会が開催された。集合状態も良く、しんどいはずのマラソン大会が、集合した生徒たちの生き生きとした表情によって、ワクワクするイベントになった。
公園内の周回コースを男子は3周9km、女子は2周7kmを疾走する。私は、全員を応援すべく自転車で巡回。写真でもわかる通り、私の応援に笑顔で答えてくれる。冬の澄んだ空気と相まって、清々しい気分にさせてくれた。もちろん、運動部員を中心とする、やる気度の高い生徒は応援には目もくれず、前だけを見て走る。その真剣な姿も素晴らしい。走る能力に差があっても、頑張る気持ちは皆同じ。それぞれ少しでも今の自分を超えようという気持ちが見えた。走り終えたあとの顔は疲れていても達成感や充実感に満ちていた。1年生に、「来年もあるよ」というと、「もういいです」という答えが返ってくると思ったら、「今回も頑張りましたけど、来年はもっと頑張ります!」と嬉しい答え。実に頼もしく感じて、東高生がもっと好きになった。
冬晴れの 冷気突き抜く 若人よ
解散後、急にお腹が減ったので、冷えた体も暖めようと、急いで近くのラーメン屋に入った。たまたま入った店だが、流行っている店らしく、続々と地元のお客さんが入店、すぐに満員になった。私がちょうど食べ終わる頃、さらに、店員さんの「7人様ですか。しばらくお待ちくださいね」の声。「7人?こんなド平日の昼に7人?もしや...」と思って、会計を済ませ、表に出ると、やはりうちの男子生徒たち。3人のもうひとグループも。走っていない私のお腹が減るのだから、そら彼らの腹も減るわなぁ...しっかり食べて、しっかり休め。東高生!