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校長日記其の五百四十五~「探究」に見る成長~

 本日、東高校の「第6回研究活動発表会」を開催した。発表会の発端は、平成23年度に文科省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されたこと。以来、理数科を中心に専門性の高い研究活動に取り組んできた。SSHの指定終了にあたって、その有意義な取組をより効果的に引き継ぎ、また、本校のさらなる魅力向上、かつ教育活動の柱として取り入れたのが現在の「探究活動」である。

 すでに、「探究活動」は「総合的な探究の時間」として、すべての学校で取り組んでいるが、東高校においては、「探究学習」を深めることによって、「教科の学習」や「大学入学後の学び」に生かすとともに、「探究における学び」が生徒のキャリア教育や人間的成長につながるものとして取り組んでいる。それは、本校のモットーの一つでもある「3C(Challenge・Connect・Change)」とも共通する取組となっている。

 発表する2年生は、1年生の時から学んだ成果とこの一年間の取組の成果を、あまり緊張することなく、発表できた。発表を聴いた1年生も臆することなく、積極的に質問していた。私自身は、昨年に続き2回目になるが、昨年見学側だった今の2年生の発表の質が向上したこと、すでに進路が決定した3年生や卒業生が司会進行を務めてくれたこともあり、一人ひとりが協力して、みんなで作り上げた発表会となり、「チーム東高校」の一体感を感じた。

 本日は、岸和田高校からも2班が参加。大学教授ほか、地元関係者や大学生など、学校関係者にも見学に来ていただいた。来賓の方からも、答えのわからない者がわからない者に聞くことで、こうではないか、ああではないかと、チームで協力して探っていくところに「探究活動」の意義があると、評価していただいた。この一年のレベルアップが次のレベルアップにつながることを期待する。

 約80の班に分かれて発表するため、時間的に見学できるのは6班となる。純粋に面白かったテーマは「東高校のイケメン化計画!」。ぜひあやかりたいと思い、見学。しかし、イケメンと認識する10条件のうち、あてはまるのは、「二重瞼」を「奥二重」と意訳したとしても3つしかない。少々ショックを受けつつも、そんな人のために、『雰囲気イケメン』をめざせという。ありがたいアドバイスを受けたが、それでもできることは「黒マスク」ぐらいしかない。とりあえず、明日から黒マスクにでもしてみるか。

 また、仕事上、教育関係のテーマを見学したが、「立って授業を受けると集中力UP?」というテーマを見学。本校生対象に、立って授業を受けた場合に集中力があがるかという調査を行ったら、比較的寝てしまうことが多い生徒は、集中力が上がるようだ。立っていれば当然寝られないということもあろうが、企業では、スタンディングミーティングで時間短縮と効率化を進めているところもあると聞く。せっかく生徒の前向きな研究の成果として、冗談ではなく、実際にスタンディング授業を取り入れても面白いと思った(導入している学校もちらほら)。その前に、私は試しにスタンディング〇〇で...。

  プレゼンの 一言一句に 自信見え

 一歩成長、東高生!

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