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校長日記其の五百四十八〜形にしてこそ〜

 本日も「探究」の話題から。探究活動のまとめとして、先日はパワーポイント等のスライドによる「オーラル発表」を3学科合同で行った。この一年間、学科間の交流はもちろん、クラスを越えて、興味・関心のある共通テーマについての研究を行ってきた。

 本日は、同研究を1枚のポスターにまとめる作業。スライドとオーラルで説明するのとは違い、一見して内容がわかるような」スッキリさが求められる。各班は、1人1台端末、Chromebookを使用し、リアルタイムで同じデータを共有し、恊働して作業する。今年から導入されたChromebookだが、スマホを使いこなしている生徒たちには、先生の指導を受けるまでもなく、お手の物。作成したスライドを材料にどんどんポスターが作成されていく。

 12月から2月にかけて、スライドやポスターに自分たちの研究を形作っていく中で、その過程を振り返る。年度当初は、テーマに悩み、テーマは決まったものの、調査方法や得られた結果にまた戸惑う。新しい友とのコミュニケーションも少しストレスになることもあるだろうし、意見の食い違いもあっただろう。そのような過程を通じて、この時期、スライド・ポスターという形になったときにはある種の達成感があるし、自分たちの取組を自分たちで評価できる。他の班の発表やポスターを見て比較することも大事だが、その相対評価より、何より自分たちを絶対評価することが大切。よくやったと思うのか、もっとできたと思うのかは知る由もないが、少なくとも生徒本人が、感じたことをこの先の学びに生かしてくれれば、悩んだ時期も無駄にはならない。頑張れ、東高生!

  探究の 正解知るは 己のみ これまでよりも これからにあり