校長日記其の五百五十二~春一番!?~
先日、「三寒四温」について書いたところだが、本日は「春一番」の話。
昨日は日曜だが、特別選抜の準備のため出勤。自宅を出ると、とんでもなく強い暖風に落ち葉が舞っている。駅まで歩く間に暑くなり、コートを脱いだ。
後々、いわゆる「春一番」であると納得したのだが、不思議なことにネットや新聞を見ても、「近畿地方に春一番」の記事がない。前日の記事には、「西日本で春一番の可能性」とあり、本日も「九州地方や四国地方に春一番」の記事があるが、やはり近畿地方の記事はない。おかしい...と思って調べたら、「春一番」の定義は「立春から春分までの間で、日本海で低気圧が発達し、初めて南よりの強風(8m/s以上)が吹き、気温が上昇する現象」とあり、地域によっても異なるとのこと。近畿地方では、「低気圧が日本海にある」「最大風速8m/s」「南寄りの風」という基準があり、それを満たさない場合は、「春一番」とは呼ばないらしい。実際、昨年は、近畿や中国、四国、九州北部で発表なしとなったとのこと。
いやいや、でも相当激しい風でしたよ、スマホの気温を見ると18℃もありましたよ、と個人的には「春一番」に一票だが、一つだけ気になる気象庁の共通条件に「(地方予報区くらいの)広い範囲」とある。これを満たさなかったのではないかと振り返る...と、気がつけば無意識に「探究」が始まっている。それはそれで悪くはない。
北風も 脱がせぬコートに 春一番